オタク三匹、橋へ往く 後編

これまでのあらすじ

撮影:鯛

身体は徳島を求める!!!!

 

hgg.hatenablog.com

前編からの続きですよ〜

3月22日

徳島出身アイドルとして知られる久川凪と久川颯。各所で徳島愛を感じさせる発言をしていることは有名な話ですね。徳島に来たならそれを拾わない手はない。ということで

鳴門大橋、

かくも壮大!!

徳島ラーメンも

もちろんいただきます

徳島ラーメン、結構重めな部類に入ると思うんですけど、徳島帰るたびに徳島ラーメン食べてるはーちゃんは見てみたいですね

3月23日

徳島

天気曇、気温九度

東京からはるか五百キロ、遙かなる地徳島の伝説の橋へいざ往かん。

凪があいさつしたかもしれないネコにおじぎをして

はーちゃんが駆けたかもしれない道を行き

ア…………ア…………

(はーは、やるぞーっ!)

(なーも、やります)

・・・

(ゆーこちゃん。着いたら、連絡しますよ)

(ちょーキラキラのアイドルになって、ゆーこちゃんもLIVEに呼んだげるからね!)

・・・

(いってらっしゃい。身体に気をつけて、ふたりで仲良くね)

・・・

伝説は確かにありました。ここに凪と颯とゆーこちゃんが立っていた。間違いないです。ありがとうございました。

さかな。風に乗ってくるくると回る

ーーー

さて、徳島まで来たからには彼女たちの足跡をさらにたどりたい。

というわけで徳島市街地から車で約30分、とくしま動物園へやって来ました。

もうすでにはしゃいでいる幼少期凪颯が見えますが入場していきましょう。

徳島市イメージアップキャラクター「トクシィ」

自治体のキャラではあまりないタイプのフェチズムを感じさせるキャラクターがお出迎えです(トクシィたそ〜)
後日調べたらキャラクターデザインがだいぶケモ成分ある方でした。さもありなん。

撮影:鯛

足跡をたどっていきます

こゃーん

もち度が高いな。凪か?

小さい頃の凪はどんぐりを集めていたと思うし、何なら今でも一人でいるときに見つけたら拾っている

撮影:鯛

ワ…………

撮影:鯛

アッッッッッッ!!!!!!!!!(遠足でとくしま動物園を訪れた凪と颯が同じく遠足で来ている南条光に遭遇概念を受信する音)

ーーー

しかし旅はいつか終わるもの。

我々の旅も終わりに向かう時が来たようです。

神戸に戻って無事にレンタカーを返却し、列車に飛び乗り向かった先は……

3月24日

名古屋でした

この日は自由行動です。何をやっても自由。いえーい。

何をやっても自由なので、名古屋は長命うどんの名物、うどんとそばと中華めんのミックス「うそ中」だって食べられます。

何をやっても自由なので、名古屋港水族館でだいぶ自由な様子で泳いでいるイルカだって見られます。

 

しかし私は主犯主催。どこまでも自由かと言われればそうでもなく、明日のためにいい感じのタクシーをいい感じに予約せねばならない。適当に検索して良さそうなタクシー会社をチョイスして、早速電話を掛けてみましょう。

ぼく「明日タクシーを予約したいのですが……」

??「あら、タクシーのお客さん? ごめんなさいねえ今ドライバーがいなくて廃業中なんです

????????

?????

 

図表2:後にガバガバ時間計算だと発覚する計画をプロポーザルしている様子

ーーー

最終目的地へ出発したのは午後6時過ぎ。18きっぷで特急などというものが使えるわけもなく、およそ3時間列車に揺られるわけですが、なにぶん中央西線はトンネルが多くて電波が悪い。そんなときに求められるのが電源も電波もなく遊べるテーブルゲーム。しかしそんな都合よくテーブルゲームを持っているわけが……

鯛「試作ですけどありますよ」

「「やりましょう!!!」」

ーーー

ぼく「これ、この書き方だとこのタイミングじゃなくて後で使ってもいいことになってますけど本当にいいんですか?」

鯛「いいけど……本当に後で使います?」

ーーー

やみカメ「用語多すぎません?」

鯛「説明文を長くしないのがコンセプトなので……」

ーーー

ぼく(楽しくなってきたぞ ここから大逆転をだな……)

「次は塩尻、終点です」

ぼく「えっ!?!?(素で気づいていなかった)」

★実績解除 麺づくし(一日でうどん、そば、中華めん、パスタを食べる)

3月25日

これにずっと乗っていれば東京まで戻れるんだよなという思いを抱えながら列車に揺られること一時間あまり

O-No-Ri-Ka-Eシリーズ史上最高の景色が見られる乗り換えをして(O-No-Ri-Ka-Eシリーズとは?)

𝑮𝑶𝑲𝑰𝑮𝑬𝑵𝑺𝑻𝑨𝑻𝑰𝑶𝑵に着きました

当たり前のようにタクシーはいないので歩いていきましょう。𝑮𝑶𝑲𝑰𝑮𝑬𝑵なハイキングの始まりです。

思ったよりもちゃんとハイキングとして成立する景観を眺めながら歩くこと約40分……

野辺山宇宙電波観測所にやってきました

この野辺山宇宙電波観測所は直径45mのアンテナが有名ですが、実は直径10mのアンテナが6台あり、

スタートアップ・ミライ特訓前の舞台ではないか? と目されていたりします。

通常時は一般開放ゾーンもあるので早速行ってみようとしますが

機内モードにするとデレステが開けないのでスクショを撮り溜めて、いざ。

おや、かなりスタートアップ・ミライでは?
ここを凪と颯が歩いたんですね、歩いたんですよ。背中合わせで座ったんですよ。アイドルのことからなんでもない話まで、背中を合わせて、ふたりきりで話したんですよ。

わけわからんレベルで大きなアンテナを見上げたり、

わけわからんレベルで小さなアンテナで笑ったりしたんですよ。

思い返してみれば、パラボラアンテナって凹型の部分で電波を受信しているわけじゃなくて、中心に浮いている凸型のアンテナに向けて電波を反射している、いわば鏡なんですよね。そんなパラボラアンテナがあるこの場所をmiroir─フランス語で「鏡」の意─の二人が訪れたのは、きっと必然なのでしょう。

終幕

旅が旅である以上、いつか終わるのもまた必然。

アイドルもきっと旅なのであって、彼女たちはきっと旅人だ。だからこそ彼女たちの背中はどうしようもなくまぶしくて、どうしようもなく美しい。

プロデューサーの仕事は、挙げようと思えばいくらでも挙げられる。でも、それらの目的を突き詰めていったら、きっと「彼女たちがアイドルという旅を終える日を笑顔で迎えられるため」に行き着くのだろうし、そうありたいと思っている。

そのためには何をしたらいいのだろうか。とりあえず私は

解散直前、駅のコンコースで

街なかにひそむどんぐりと、凪と颯を見つけることから始めることとしようか。

爆速TLに埋もれていたかもしれないけど、O-Ku-Ri-Mo-No Sunday! のフィギュアが出るらしいですよ

爆速TLに埋もれていたかもしれないけど、O-Ku-Ri-Mo-No Sunday! のフィギュアが出るらしいですよ!!?!?!